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アートを巡る旅

アーティストが愛した南仏を巡る ~ニースからの小旅行~

マティス、コクトー、シャガール、ピカソ・・・
たくさんのアーティストが美しい太陽の光に魅せられて南仏を訪れ、作品を残しています。
  バカンスの地として有名なコート・ダ・ジュールは、多くのアートが楽しめるところでもあります。
ニースからすこし足を延ばして、アーティストたちが愛した美しい町を訪ねる旅をご紹介します。

マティスのロザリオ礼拝堂とシャガールのモザイク・ヴァンス

ニースからバスで50分、コートダジュールの海岸からアルプスの山並みの南端、山の町ヴァンスへ。

城壁に囲まれた旧市街の広場のそばにある大聖堂と呼ばれる小さな教会の中に、「パピルスの中のモーゼ」というシャガールのモザイク画が飾られています。

訪れる人も少ない静かな教会の中。見逃してしまいそうな作品です。

また旧市街の入口から北へ15分ほど歩くと、マティスが手がけたロザリオ礼拝堂があります。

「生命の樹」と題された青、緑、黄色のステンドグラス、白いセラミックの壁に黒の線で描かれた壁画がマティスの世界に引き込んでくれます。

石造りの祭壇、燭台、十字架、聖水盤もすべてマティスのデザインです。

マーグ財団美術館・サンポール・ド・プロバンス

ヴァンスからバスで10分。コート・ダ・ジュールの鷹の巣村と呼ばれる、崖や岩山の上につくられた小さな村の中でも、特に中世の雰囲気が残り、おしゃれなショップやギャラリーがたくさんある素敵なところです。
晩年シャガールはここで暮らし、この町の墓地に眠っています。

このサンポールの町外れには、20世紀の絵画、彫刻、グラフィックアートのヨーロッパで最大のコレクションを所有する「マーグ財団美術館」があります。

庭には自然に溶け込んだ、ユーモラスなミロの彫刻やカルダーのモビール。

中庭のジャコメッティの細長い人たち、シャガール、レジェ、ボナールの大作など、現代・近代アートファンが楽しめる場所です。

ピカソを巡る・陶芸の町ヴァロリスと海辺の町アンティーブ

ニースから列車で30分。陶芸の町ヴァロリスにある陶芸博物館、マニェリ美術館が入るヴァロリス城のチャペルには、ピカソの大作「戦争と平和」があります。

そしてそのお城の前の広場には、ピカソが町に贈った「羊を抱く男」のブロンズ像が。

またピカソが実際に作品を作っていたマドゥラ陶器工房も2013年から公開されていて、
当時の写真やまたたくさんの作品も見ることができます。

ピカソのあと、シャガールやマティスもここで作品を作成した由緒ある工房です。

ヴァロリスから列車で10分(ニースから20分)。海辺の町アンティーブへ。
旧市街を通り抜けて海の方へ出ると、石造りのグリマルディ城が建っています。

かつてピカソがアトリエとして使っていたこのお城が、今は「ピカソ美術館」として約200点の作品のほか、
現代美術のコレクションが所蔵されています。
美術館を旧市街の中心部へもどると、様々なハーブやオリーブオイルを扱った商品や、
造形アーティストたちが作業をしながら販売しているオリジナルものなどが売られている市場も楽しめます。

コクトーのサンピエール礼拝堂・ヴィルフランシュ・シュル・メール

ニースと人気の観光地エズの中間地。車でたった6分の小さな駅に降り立つと、もうすぐに海が見えます。 傷心のコクトーが壁画を描いた「サン・ピエール礼拝堂」は、港のそばに建っています。

小さな礼拝堂の壁一面に描かれた壁画は、コクトーの世界を堪能させてくれます。

海沿いの道はもちろん、路地を入ると階段にそってたくさんのレストランが並んでいます。 建物の隙間からみえる海が印象的です。

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