有名なアーティストが描いた、誰もが目にしたことのある絵画の舞台を訪ねてみませんか。
「ここに立って、この風景をみながら、あの作品ができたんだ・・・」と思うと、
次にその作品と出合ったときには、きっと特別な何かを感じることができるはずです。
パリから列車で一時間のジベルニーには、あの有名なモネの「睡蓮」が描かれた自宅とお庭があります。
たくさんの色とりどりの花が植えられ、花の咲く時期に訪れると、まさにあの一連の「睡蓮」のイメージのままのお庭が楽しめます。
公開されている自宅では、たくさんの浮世絵のコレクションを見ることもできます。
お庭と自宅の見学のあと、静かできれいな村の散策もお薦めです。
生前モネやルノワールがよく訪れたというパブや、彼が眠るお墓のある教会もすぐ近くです。
今ではアーティストの村として、おしゃれで小さなギャラリーもたくさんあります。
パリからRERで約20分、
「シャトウ」という街に「印象派の島」と呼ばれる
セーヌ河の中州があります。
モネやルノワールなど印象派の画家に愛され、作品を描きに通ったことからそう呼ばれたところです。
この川のほとりに建つレストラン
「メゾン・フルネーズ」のバルコニーが、
あのルノワールの代表作
「舟遊びをする人たちの昼食」の舞台です。
今もあの絵と同じ、赤と白のストライプの日よけがかけられています。
9月の第3日曜日の「文化遺産の日」には、
当時の絵のようなコスチュームでたくさんの人が集まり、
まさに絵画の世界にタイムスリップした気分が味わえます。
パリの東南にあるフォンテンブローの森の北西にある小さなバルビゾン村。
その中心にある、19世紀当時風景画や農民画を描くバルビゾン派の画家たちが集まった宿が、今では市立の美術館となっています。 作品の展示だけでなく、当時の室内の様子がわかるように、家具や調度品なども置かれています。
今は「ミレー記念館」になっているミレーの家もすぐ近くです。
石畳と石造りの建物がある静かで美しい村に入るすぐ手前には、ミレーの「晩鐘」や「落穂拾い」の絵を彷彿とさせる風景が広がっています。
パリから列車で1時間半。ゴッホが最期を迎え、今も弟テオとともに眠っている村、オーヴェル・シュル・オワーズ。
オルセー美術館にある「オーヴェルの教会」や「カラスのいる麦畑」「オーヴェルの役場」、
「オーヴェルの城館のある日没の風景」といった絵画の舞台を実際にみることができます。
この村に滞在中ゴッホのよき理解者であったガッシュ医師の家やゴッホが泊まっていた「ラグー亭」、彼の墓地など、見どころはいっぱいです。
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