S様は、ケニアに行かれる前に立ち寄られたモロッコ&スペインについてお書きくださいました。
フランス経由で昼前にカサブランカに到着。
マラケシュ行きの電車を待つあいだ、街で昼ご飯を取ることになりました。初めてのモロッコでの食事は普通のサンドイッチでした。でも、ちょっとスパイシーで、モロッコ料理の雰囲気は味わえました。モロッコでは、大抵のメニューがフランス語で書かれていたので、なかなか大変でした。
昼食後、列車に乗りマラケシュへ。カサブランカ周辺は草原といった感じの風景で、マラケシュに近づくにつれて次第に砂漠っぽくなっていくのが非常によかったです。
マラケシュに夕方に到着。街には信号らしきものはあるものの見え辛く、みんな無視していました。マクドナルドやケンタッキーが普通にありました。人通りは想像していたよりも多く、安全そうな印象を受けました。ホテルに着いたところ、現地の旅行代理店がMさんの名前で予約していたので、チェックインに手間取るも、フロントから事務所に電話してもらい、なんとかチェックインできました。日がくれ始めた頃にフナ広場へ。人の多さ、屋台の活気が非常に新鮮でした。
広場にて、かたつむり、ミントティー、ラム・牛肉を煮込んだものに
パンをつけて食べる料理(名前は忘れました)を食べました。
Lonely Planetのお薦めの店に行こうとしましたが街灯がない道に入らなければならず、危なそうだったので断念しました。
ホテルに帰る途中のレストランで食事をとり、初のタジンを堪能しました。
タジンはモロッコ独特のスパイシーな感じとオリーブの香りが効いており、おいしかったです。
ホテルに戻り、就寝。
朝食はパンのみで、卵を他の人が食べていたので頼んだら、食べた後に1個200円と言われ、ぼられました。
その後、伝統工芸館へ。 職人達が直接売っているようなので、面倒な客引きもなく、ゆっくり見て回れます。
キーホルダーやモロッコスリッパを模したマグネット、木のお椀、ミニタジン鍋などを購入。
基本的に安いです。たまに職人さんが作っている様子も見ることができます。オススメです。
その後、フナ広場にて、オレンジジュースの屋台でジュースを飲みました。非常に美味しいです。
その後、スークの内部に。
とりあえず、軽く迷いながら、目的の博物館(名前忘れました)へ。
シャンデリアがキレイでした。
その後、マドラサのプールのようなところに行き、周りの彫刻の細かさに驚きました。
メテナ庭園にも行きましたが、単なる汚い池で地元カップルのデートスポットのような感じだったので、あまり見どころはないです。ホテルに戻り、昼寝して結局、昨日と同じレストランにて食事して、就寝しました。
再び工芸館に行き、気に入った絵を購入しました。
エルバディ宮殿、バーヒア宮殿に行き、カラフルなタイル、壁一面に施された細かな彫刻に見入りました。
素晴らしかったです。
宮殿にいく途中で道に迷っていたところ旅行者の為の警察官?に案内してもらい、いろいろ話しました。
向こうの人は日本のサッカー選手や、HONDAなどなどいろいろ知っており、日本が愛されていると感じました。
その後、Nと別れ、フナ広場にてテハン(牛とかの内臓を煮込んだもの)を食べました。おいしかったです。
また、広場ではやはりぼったくりがいるので気をつけるべきです。
(コブラと写真をとって、500円程取られました)
その後、Mさんと合流して、安宿街のレストランへ。
昼も行ったのですが、地元の人ばかり(あとは地球の歩き方に紹介されているので、日本人も散見されました)で、味も良いし、量もそこそこあり、良かったと思います。
タジンの他に世界最小のパスタと言われるクスクスも食べ、美味しかったです。
(昼食べた時は、なぜかスープが出てこないで、味がないまま食べていました。。。)
ガイドさんと合流して、出発。
ガイドの人はアラビア語を喋れるMさんがいたからかも知れませんが、人当たりも良く、最高でした。
移動中、標高が高い所では雪が見られたり、すぐに砂漠になったり、と景色を見ているだけでも、飽きませんでした。
特に地平線いっぱいに広がる砂漠は最高です。
移動の休憩の際には、様々な商店があり、アルガンオイルの石鹸や、化石などを買いました。
途中で砂漠にあるオアシスにあるロッジに寄り、山羊のチーズやハチミツを堪能しました。
アイドベンハドゥーは歴史を感じることができました。
ワルサザートのホテルに夕方に到着後、市街へ。
でも、徒歩で30分近くかかったのでタクシーを使うべきでした。
タジン、クスクスを食べ、ホテルに戻り、就寝。
ワルサザートを出発後、メルズーガ砂漠のロッジに向かいました。砂漠の入口にあるロッジに到着後、車をラクダに乗り換え、砂漠のど真ん中にあるキャンプへ移動しました。ラクダのつぶらな瞳や、ラクダの背中で揺られるという非日常を体験しながら、キャンプに到着しました。(移動は1.5時間くらいでした。)
砂漠では、日本では見られない満天の星空、流れ星、ベルベル式のトイレ(汚い言い方をすれば、要は野グソです。)が最高でした。ベルベルとは砂漠周辺に住んでいる民族で、キャンプにいる人は、「コンニチハ」と話しかけてきてくれたり、いい人ばかりでした。砂漠のミントティーはモロッコで飲んだ中で一番美味しかったです。
日の出前に起きて、砂漠で日の出を見ました。
天候に恵まれ、最高でした。ラクダに乗り、キャンプを離れ、ロッジに帰りました。
昨日は夕暮れだったので、涼しかったですが、この日は一転、砂漠らしい暑さを体験できました。
ロッジにて車に乗り換え、音楽を楽しめる村へ。
モロッコの民族音楽・踊りを見せてもらったあと、別の村に移動して、村人の家で食事をとりました。
モロッコの家庭的スイーツ(ハチミツ、小麦粉、ナッツなどを混ぜ合わせたもの)や、タジンをいただきました。
その後、砂漠のロッジに戻り、プールサイドにてリラックスしていました。
夜はドラムの演奏などを聴きながら、食事をとり、食後に再び砂漠に行き、星空を満喫しました。
朝に砂漠を出発後、化石博物館へ。
三葉虫の化石や恐竜の化石を間近にみることが出来、最高でした。
また、イフレーンに移動中に車がパンクし、生修理を見ました。
イフレーンに移動中の景色は本当に移り変わりが激しく、砂漠から森や雪景色に変わったり、モロッコによくある屋根の平らな土で出来た家から、欧米にありそうな屋根が斜め(雪が降るため)の白い家に変わったり、突然、雨が降り出したり、同じ国とは思えないほどでした。
フェズに夜に到着後、ガイドさんとお別れ。
メディナまでタクシーで移動し、地球の歩き方に乗っているLaKASBARにて食事。
フェズのガイドさん(モロッコに11人しかいない日本語ガイドでした)と朝にホテルで集合して、
メディナ内の主要な観光スポットを案内してもらいました。
1日しかいられなかったので、効率的に見てまわるためにはガイドさんがいたほうが良いと思いました。
道が複雑に入り組んでおり、本当の迷路のようになっているので、確実に迷うと思います。
Medersa?でイスラム教について教えてもらい、理解が深まりました。
(ラマダンは貧しい人の気持ちを知るため+体に溜まった毒素を出すために行う。
ラマダンが終わるとみんな太る。自分の日頃の行いを天使がカウントしていて、
イイコトをするとポイントが増えていき、天国に行ける。などなど)。
ブロンズ職人の店に行き、実際に金属の皿に金槌を使って模様をつける様子を見学させてもらったり、
金槌で叩かせてくれたりしました。
次に、革なめし職人のところに移動し、革なめし職人の工場を屋上から見学しました。
大きな水槽がぎっしりと並び、革を洗ったりしている所を見ました。
その後、ホテルに戻り、Nと別れ、一人で新市街へ。
正直あまり見どころはなかったです。
(通り沿いにヤシの木が一直線に並ぶハッサン2世通りくらい。)
その後、ホテルにてビールを飲んで就寝。
フェズから電車でタンジェへ。
電車の時間がもともと聞いていた時間と違ったが、モロッコではよくあることのようです。
タンジェに無事到着後、フェリー乗り場へ。
フェリーのチケットを買おうとするも、
一旦バスで他の港まで移動した後フェリーに乗ると言われて戸惑いました。
(地球の歩き方や、webで調べた情報と全く違うため)
結局、チケットを買い、バスで揺られること40分、別の港へ。
無事出国手続きし、(地球の歩き方では、飛行機で入国した後、フェリーで出国しようとすると、
日本大使館に連絡しなければならない等面倒らしいです)
乗船したものの2時間近く遅れてようやく出航。
海上はかなり荒れており、船が傾くと椅子が滑り始めたり、
机の上のペットボトルが滑ったりと、かなり船が傾いていました。
酔いそうになりながらも、なんとかアルへシラスに到着。
ホテルに荷物を置いたあと、バルに行って、イベリコステーキやタコサラダ、
魚のフライのタパス(小皿料理)とビールを堪能しました。かなり安い(ビールが一杯1ユーロとか)
ホテルに帰り就寝。
早朝にアルへシラスを後にして、電車でグラナダへ。
到着後、日本語情報センターに行き、アルハンブラ宮殿への行き方などを教えてもらい、荷物を預けて観光へ。
日本語情報センターは、結構安い上に荷物も預かってくれるのでおすすめです。
市内を走るアルハンブラバスに乗り、アルハンブラ宮殿へ。
モロッコの宮殿と似た雰囲気を感じましたが、アルハンブラ宮殿の方が、段違いで保存状態が良かったです。
また、高台に建てられているので、グラナダの町を一望出来て、素晴らしかったです。
その後、カテドラル(教会のようなもの)に向かう。
内部装飾・天井の高さ・広さ・雰囲気・・・すべてのものが初体験で圧倒されました。
キリスト教徒でもないのに信心深い気持ちになりました。
その後、日本語情報センターにておすすめのレストランを聞き、ウサギ料理やパエジャを食べる。
庶民的な味がおいしかったです。その後、夜行列車へ。
クラスを一つ上げただけで、完全個室・部屋の施錠可など、かなり部屋は良かったです。
鍵がかかるため、安心して爆睡できました。
朝にバルセロナ着。電車の乗継も特に迷わずにホテル到着。
雨が降っていたので萎えましたが、ピカソ博物館へ。
かなり混んでおり、雨の中1時間近く列に並んで待ったのち、入館。
この博物館ではピカソの作品を時代順に展示しており、ピカソの幼少時代の写真のような正確な絵から、
大人になった後の抽象的な絵(一般的なピカソのイメージ)まで見ることができ、非常に面白かったです。
その後、雨が降っているという事もあり、ダリ美術館へ。
ダリの絵はピカソの抽象的な絵よりもかなり分かりやすく
(あくまでも個人的意見ですが、しかもある種変人的に)抽象化されていて、楽しめました。
その後、カテドラルに入り、昨日と同様圧倒されました。
ロンリープラネットで薦められていたレストランに行き、パエジャ(イカ墨、魚介を一つずつ)を注文。
半端なくおいしかったです。ワインも最高でした。
結果的にはこの旅で最高の食事になったと思います。
この日はガウディ建築めぐりをすることになっていたので、朝一で、バルセロナ郊外にあるグエル教会堂へ。
細かく作られたステンドグラスの窓(曲線で描かれた鉄格子がはめられており、時間の経過とともに部屋に差し込む太陽の光が変化していく)や、森林を思わせる支柱が非常に面白かったです。
次にグエル公園に行き、大理石で模様が模られたベンチや、大道芸人が集う広場、
バルセロナを一望できる景色などを楽しみました。
その後、いよいよサクラダファミリアへ。今まで見たカテドラルもすごかったですが、やはりサクラダファミリアはもっとすごかったです。特にガウディが樹木の枝分かれ・六角形の構造など自然界にありふれた形からヒントを得て建物を設計していることに、感銘しました。
その後、カンプノウでFCバルセロナの試合があると勘違いして、現地まで行くも、実際はアウェイで、がっかりしました。。結局ホテル近くのレストランでバルセロナ対セビジャを見ながらパエジャを食べました。バルセロナの地元っ子になったような気分を味わいました。その日はバルセロナが格下相手にまさかの引き分けに終わり、試合後の街はどことなく不穏な空気になっていました。その後、ホテルに帰り就寝。
朝からガウディ建築のカサバトリョへ。日本語ガイドを聞きながら回れたので、かなり良かったです。天井に渦巻が表現されていたり、窓の大きさを入り込む光の量によって変える事で、部屋に入る光の量を何階の部屋であろうと同じにしようとする工夫などが、すごかったです。
その後フランス・ロンドン経由でケニアへ・・・
ケニア旅行については、ご友人、千葉県のK様の体験記をご覧ください。
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