挙式当日の朝、ウィーン市内のホテルにお泊まりのお客様をお迎えに上がり、専用車で郊外の古城オーバーマイヤーホーフェンへ。
市内から高速道路を順調に進みます。どんどんと移り変わる美しい山合いの風景を楽しみながら、
2時間のドライブもあっという間です。
入り口からドライブウェイを進んでいくと、ウィーンの宮殿の煌びやかさとはまた違った、落ち着いた重厚感を感じさせてくれるお城が建っています。
フロント入り口にあるサイドボードには、これまでこのお城で挙式をされた、たくさんのカップルのお写真も飾られていました。
チェックインを済ませて、本日お客様がお泊りになるスイートルームへ。 かつては代々の城主である伯爵ご一家のお住まいであったことの名残が残る重厚な大きなドアをあけると、暖炉のある広いお部屋に素敵な調度品の数々、そして天蓋付きのベッドに、大理石の素敵なバスルーム。
お部屋に届けられたお茶を頂きながら、お仕度の開始までこの素敵なお部屋で少しご休憩いただきます。
そして、ヘア&メイク開始。事前に新婦様から頂いていた参考写真をもとに、スタイリストが仕上げていきます。「こういう感じにアレンジしても素敵ですよ」というスタイリストからのアドバイスに、もともとお綺麗な新婦様が一層輝いていかれます。
お仕度も最終段階というところで、お城からうれしいサプライズが!!このお城を引き継いでいらっしゃる伯爵家の末裔のお嬢様が このお城に代々伝わるティアラを「もしよかったら使ってください」とお貸しくださり、そして今回はお二人だけの挙式でしたので、新婦のお母様の代わりに、ベールダウンのお役も引き受けてくださいました。
城内にあるのは、とても美しいチャペルです。2階にはオルガンが備えられ、美しい音色が響き渡ります。今回は、オルガ二ストとバイオリン奏者のご夫妻が、息の合った素晴らしい演奏をしてくださり、音楽愛好家のお二人の挙式が一層思い出深いものになったことと思います。
セレモニーマスターにより、結婚についてのお話、誓約、指輪交換、ご結婚記念証へのサインと 進められていきます。
挙式後は、お庭でシャンパントスとケーキカット。
ご結婚されて初めてのご夫妻としての共同作業です。
そして、お城のお庭での写真撮影。
カメラマンが小道具もいろいろ持参してくれました。
森の中の素敵なお庭をバックにたくさんのお写真を残して頂けました。
伝統ある素敵なこの古城が、お二人にとって、またこれか続くご家族の歴史にとっての特別な場所になりました。
遠く離れたオーストリアの小さな村とこうしてつながっていただけることは、私たちの喜びでもあります。
その夜お二人にはお城内で記念のスペシャルディナーがご用意され、
翌日のご出発までお城でのご滞在をお楽しみいただきます。
私たちはお二人の末永いお幸せをお祈りしながら、一足お先にウィーンへの帰途につきました。
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